造成工事見学会に行って来ました♪

2018.12.07

こんにちは!

修成建設専門学校です(´ゝ∀・`)ノシ

 

11月28日(水)に、土木工学科・建設エンジニア学科の1年生

株式会社竹中土木様が施工する宅地造成工事(「マストヒルズ東豊中開発工事」)の見学に行ってきました!

この工事は、積和不動産関西株式会社様が事業主となって行われている宅地開発事業の一環として、住宅を建築する場所の土地を造成・開発する工事です。

その面積はなんと23,400㎡!!(゚ロ゚屮)屮

写真は一部しか写っていませんが、広大な雰囲気は伝わってくるでしょうか。ちなみに元々は竹林だったようです。将来はここに住宅100戸に加え、道路や公園などが作られます。


さて、現場に着いた後すぐに工事概要の説明をしていただきました。

各工種の工程について、施工写真を交えながら丁寧に教えていただき、現場を見学する前にその工事の内容や工程についてしっかりと頭に叩き込みます。
それ以外にも、最新の気象状況を把握し近隣に知らせるシステムや、台風の被害にあった隣地の倒木撤去など、地域の方々に理解していただく取り組みについても詳しく教えていただきました。まさに、その現場職員の方ならではの話です。

そして、いよいよ現場内に突入!
まずは急な雨による河川の増水を防ぐため、少しずつ雨水を排水できるようにする「調整池」の工事です。
現場の女性職員の方から詳しい説明を受け、掲示していただいた図面等と照らし合わせながら施工の様子を見学します。

次に、土工事です。

現場では掘削・押土するためのブルドーザやバックホウ、土を運搬するダンプトラック、土を締固めるローラーなど、多数の建設機械が行き交っていました。その施工規模は切土(掘削)・盛土合わせて約35,000㎥。大量の土を動かします。
一般的に、盛土や埋戻しを行った後には「締固め(しめかため)」を行います。
単に土を盛っただけでは、土は意外にもフカフカです。そこで、上からローラーなどで圧縮力を加えて土を密なものにします。
それが「締固め」です。道路でも建築物でも、それが沈下しないようにするためにとても重要な工程なのです。

締固めた後には、どれほど締固まったかを確認するため「現場密度試験」という品質管理試験を行います。
その方法の一つとして「RI計器」を使用します。これは、非常に微弱な放射性物質によって土の密度を即座に測定するものです(当然人体に影響はありません)。

今回、このRI計器で実際に計測している様子を見せていただきました。

ちなみに、この「現場密度試験」「RI計器」は土木施工管理試験で頻出ですΣd(゚∀゚d)
来年の学科試験に向けて是非覚えておきたいものです。

続いて「ブロック積擁壁」の工事を見学しました。

おそらく見たことがある方も多いかと思いますが、これは背面の土が崩れないようにするためのものです。擁壁の勾配や高さを正確にするために、「丁張(ちょうはり)」や「水糸(みずいと)」をかけながら、写真のように1つ1つブロックを丁寧に積み上げていきます。

最後に、薬液注入や下水管の移動式点検カメラなど、さまざまな技術をブース形式で体験させていただきました。細かな技術に、学生も興味津々です。

すべての見学が終了した後は、お世話になった方々と記念撮影です!

今回は、大規模な土木の現場を体感し、また土工や品質管理試験など、必要な知識を実際に見ることができました。

ここで見て聞いたことを、ぜひ今後の勉強や就職活動に役立ててほしいと思います!
最後になりましたが、このような貴重な見学会を提供していただいた株式会社竹中土木様をはじめ、一丸となってご協力いただいた関連会社様に対し、感謝申し上げます。

ありがとうございました。