『ウィンドウディスプレイ・ワークショップ』 #3

中之島デザインミュージアム de sign de >との提携事業、
ウィンドウディスプレイのワークショップ(全3回)の第3回目が行われました。

これまで、商品やターゲットとする客層、展開場所、
どんなイメージや物語性をもたらすのかの設定に始まり(第1回)、
それをイメージ化しスケッチにして発表し(第2回)、
そして今回、いよいよ実際にディスプレイを作っていきます。
13:00から作品発表会。
10:00の開館からここまでにディスプレイを完成させなければなりません。

この1週間、各グループとも放課後に残って遅くまで作業したり、
分担を決めてそれぞれ自宅に持ち帰って作業したりしてきました。
今日は、そんな部分的に作ってきたものを各々持参し、現場で組立を行います。
開館時間きっかりに集合して余裕を持って作業を終えるグループに、
発表会開始5分前にギリギリ完成というグループと…
作品内容同様、作業の進め方にも各グループの個性が出ます。

さあ、いよいよ作品発表会です。

 

Aグループ:「初雪が降った日の夕暮れ」

>10代20代の女性をターゲットに可愛らしさを表現しました。
>ストールを使った文字や屋根、雪だるまなどが特徴です。
>また初雪をイメージして雪の結晶や雪の積もった感じを出しました。
>寒い日にはストールで暖まりましょう。

 

Bグループ:「秋の楽しみ方」

>ブーツを購入し、秋の澄んだ空気、
>紅葉が進んだ情景の中をブーツを履いて歩く楽しさ、
>山の中で履いても潰れない質の高さ、
>ブーツそのもののカッコ良さを知ってもらう。
Cグループ:「大人な時間」

>このディスプレイは、20代後半~60代位まで幅広い世代をターゲットにし、
>男の人の部屋をイメージして、真似したくなるような雰囲気を再現しました。
>周りの色を統一することで商品を主役にさせるデザインにしました。

 

Dグループ:「enjoy walking」

>「車や自転車を使わず歩くことを楽しみなさい」を標識で表しました。
>5km/hは散歩に適当な速さです。
>趣味や健康、家族や恋人やペットとの散歩や通勤・通学などに
>歩くことを楽しめるようにと考えました。
Eグループ:「ワインのディスプレイ」

>OL女性をターゲットにしたワインのディスプレイです。
>キャンドルでワインの大人っぽさを引き立てつつ、
>雪だるまで可愛らしさと冬らしさをだしました。

 

各グループ発表の後、講師の村上啓司先生から、
各ディスプレイの商品の置き方やディスプレイ全体のバランスについての
丁寧なアドバイスと講評をいただきました。
そして、最優秀グループ賞には、Dグループの作品が選ばれました!
「針金人形やロゴの手作り感が、ウォーキングの楽しさを
うまく表現できていて、全体のバランスもよい。」との評でした。

みなさん、お疲れさまでした。
どのグループもとってもステキな作品に仕上がってましたよ♪

村上先生、全3回にわたりご指導いただき、誠にありがとうございました。