ミカタ、をつくる。
ものづくりの、ミカタ。

『?』がずっと
浮かんでるんだけど…。

さぁ、ものづくりを始めよう!
と、思い立って、そのまま、さらさらっと、
はい、終わりました!
ってことは、まずない。
いや、ゼロかもしれないね。
かならず、どこかでつまずいて、
転んじゃう。
そして、頭の上にずっと『?』が
居座るってことになってしまうんだ。
まぁ、フツーのことといえば、
ごくフツーのことなんだけどね。

答えがずっと出てこない…。

でも、フツーのことだといっても、
頭の上にずっと『?』がいるのは、
キモチのいいもんじゃないし、だいいち、
ものづくりが、ぜんぜん進まない。
『?』について、いろいろ考えてみても、
一向に消える気配がない。
じゃあ、いったい、どうすればいいんだ?

ものの見方が変われば、
世界が広がる。

何度も考えてみたけれども、
答えが出てこない。
そんなとき、ものの見方を、
少しだけ、変えてみるといい。
するとそこには、いままで気づかなかった
世界が広がっていて、
『?』の答えも、ひょっこり顔を
のぞかせているかもしれないよ。

『?』から
目をそらさない。

すべてのものづくりは、
『?』で始まり、
『?』で悩み、
『?』を解決することで終わるんだ。
だから『?』からは、
ぜったいに逃げちゃダメ。
どんなに大きな『?』が
前に立ちふさがっていたとしても、
キミは、何もこわがらず、
しっかり見つめ返してやれば
いいんだよ。

鳥の気分になって、
真上から眺めてみよう。

『?』と真正面から
向き合う覚悟ができたなら、
今度は、ちょっと離れた真上から
見てみよう。
すると、難解そうに見えた
『?』だって、
一本の線に過ぎないじゃないか。
そう思うと、何だか
勇気がわいてくるような
気がしないかい?

くっつくくらい、
近くによって観察しよう。

ちょっと離れて、
真上から見下ろすのが終わったら、
今度は思いっきり近づいちゃお。
そして、顕微鏡でのぞくくらい
じっくり観察してみよう。
すると、遠くからは見えなかった
模様が見えてきたりする。
◯◯は、細部に宿る。
とはよくいったもので、
ものづくりにとって、
とても大切なことなんだ。

さぁ、裏に回り込んで、
しっかり確認しよう。

遠くから眺めたり、
近くでじっくり観察もしたので、
『?』が見えてきたような
気になってるんじゃない?
でも、どんなものにも
「表」があるように「裏」がある。
この「裏」を確認しなければ、
まだ何も終わったとはいえないんだ。
だって、もしかしたら、
「裏」と思っていたものが、
「表」だったりするかも
しれないしね。

見て! 見て! 見て! 見て!
その先に『!』がある。

横から見るというのは、
意外に見落とされがちなんだ。
でも、見てごらん。
『?』をいろんな見方で
見てきたことで、
最後には、『!』に
たどり着けたんじゃないだろうか?
だから、いろんな【見方】が
身についているということは、
ものづくりをする上で、
最大の長所になるし、
キミの最大の【味方】にも
なってくれるはずなんだ。
さぁ、見ることから、始めよう。キミのものづくりを。