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建築、土木、造園。それぞれの分野で活躍する5人の卒業生たちに、仕事のやりがいや業界の変革、将来の目標などについて語り合ってもらった。彼・彼女ら若手技術者の姿から、ものづくりの世界で生きる喜びを感じ取ってほしい。
大きなやりがいと成長に
満ちたものづくりの世界で。
横山:こうして、修成でみんなと会うのは卒業式以来だよね。僕は今、設計士として建売住宅などの設計に携わっているんだ。みんなは今、どんな仕事をしているの?
中田:私は、戸建て住宅や店舗の設計に携わっているよ。ただ、業務の幅はすごく広くて、設計はもちろん、測量や建物を建てるにあたり必要な申請書の作成をすることもあるんだ。業務の幅が広い分、大変に思うこともあるけど、どんどん新しいスキルが身につくところが楽しい。
横山:中田さん、すごいね~! そんなにたくさんの仕事をやっているなんて! 今、僕はとにかく、図面と向き合う毎日だよ。それはそれで、楽しいけどね~。片山さんは去年、専科を卒業したから今、社会人1年目だよね?
片山:うん。私は今、マンションや戸建て住宅、店舗などいろいろな建物の設計に携わらせてもらっているんだ。まだまだ、先輩に教わりながらがんばる毎日だよ。石田くんも1年目だよね、どんな感じ?
石田:僕は、今、道路や橋を建設する土木の現場で、現場監督をしています。片山さんと同じで入社1年目ということもあって、まだまだ勉強勉強の毎日ですが、いち早く一人前になれるよう積極的にがんばっていますよ。
片山:石田くんの仕事って、壮大ですごくカッコいいね! 鷲谷さんは?
鷲谷:私は今、新築の住宅をメインに、庭園や垣根といったエクステリアの設計やパースの作成などを手がけているよ。
中田:みんな、それぞれの分野で活躍しているんだね~。仕事をする中でやりがいを感じるのって、どんなとき?
設計を通じて、たくさんの人を笑顔にしたい。

戸建て住宅を中心に扱う地域ビルダーで、設計士として活躍。設計はもちろんのこと、測量をはじめ、「建築」に関わる幅広い業務に携わっている。好きな言葉は、「ありがとう」。たくさんの人を幸せにするために、今日も奮闘中。
中田 阿希子さん
株式会社ビ・ハウス 勤務
2018年 建築CGデザイン学科 卒業
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鷲谷:作成した図面が実際に施工されて、完成したときかな。その瞬間の喜びは、本当に言葉にできない。竣工後もついつい、見に行ったり。(笑)
片山:私も先日、焼肉屋さんの改修に携わらせてもらって、竣工したので見に行ったところ、もう! すごくうれしくって、ずっとニヤニヤが止まらなかった。(笑)
一同:(笑)
横山:確かに、自分が関わった建物を実際に見たときは、僕もニヤニヤが止まらない。(笑)
中田:私は、設計や改修に携わらせてもらった飲食店にお邪魔した際、お客さんたちが美味しそうに食事をされている姿を見たとき、本当にうれしかった~。あぁ、自分が関わった場所で、たくさんの人が幸せになれるんだって。
石田:僕も中田さんと考えが近くて、自分が携わった構造物が人々の暮らしを豊かにできるところに、すごくやりがいを感じています。
鷲谷:自分たちがつくったものがカタチになることもうれしいけど、その建物や構造物が、どのように人々を幸せにしているかを考えると、私たちの仕事ってもっともっと楽しくなるよね。
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