卒業生 窪田さん × 明石先生
「遊び心」をうまく取り入れて、
さらなる感動を生み出す。
明石:こんにちは。窪田さんは卒業してからもよく顔を出してくれるけど、こうやって、二人で話すのは久しぶりですね。
窪田:そうですね。私はいつもふらっと来て、ふらっと帰っちゃいますから(笑)。
明石:そうそう、アポ無しで(笑)。最近はどう? お仕事の調子は?
窪田:今、入社5年目で仕事の幅がどんどんひろがりつつあります。所属している部署は営業部ですが、いわゆる一般的な営業の仕事にとどまらず、個人宅から公共施設の外構や庭園の設計、デザイン、積算、他にも草木の伐採や草刈りだったり、なんでもやっています。
明石:あいかわらずアクティブですね~。
窪田:やってみたいことがいっぱいあるんですよ。先日は、「信貴生駒スカイライン」という道路の先にある展望台に、イルミネーションを設置するプロジェクトを手がけました。
明石:それはお客さまへの提案から、窪田さんがやったんですか?
窪田:はい。その展望台にあまり人が集まっていないと聞いたもので、なにか目玉になるものをつくりたいと考えまして。
明石:いいですね~。毎日すごく忙しそうですが、どんなときにやりがいを感じますか?
窪田:私は設計やデザイン、材料に「遊び心」をギリギリ許してもらえる範囲で取り入れることにしているんですよ(笑)。それをお客さまに喜んでいただいた際には本当にうれしいですし、SNSで話題になったりしたら、「がんばって良かったなぁ」ってやりがいを感じています。
明石:遊び心か~。窪田さんらしい(笑)。
窪田:この遊び心を取り入れるのって、明石先生から教わったんですよ! 実習でキャンパスの屋上に庭園をつくったときに、すごくリアルなワニのモニュメントを設置しましたよね(笑)。その意外性こそ、人のこころを動かすんだなと学びました。
明石:ものづくりには、窪田さんが言うように遊び心が大切なんですよ。それを仕事でしっかり実践しているなんて、本当にさすがですね。
みんなで一緒に笑って、泣いて、
全力で駆け抜けた2年間。
明石:窪田さんたちのクラスが、私が担任として受け持ったはじめてのクラスなんですよ。だから、私もはじめてのことばかりで毎日本当に必死でした。そんな中で窪田さんは、クラスのリーダーとしてみんなを引っ張ってくれましたよね。いつでも一番に動いてくれて、いつも明るい。でも実はすごく周りに気を遣っていて、こんな母性の強い学生がいるんだなって。まさに、母親役(笑)。
窪田:母親か~(笑)。私は先生から「もっと繊細にやりなさい」ってよく言われていましたよね。
明石:そうそう。よく言ってました。窪田さんは周りに目を配り過ぎていて、自分自身のことは雑になっていたんですよ。
窪田:確かに、そうだったと思います(笑)。
明石:でも、クラスをいつも支えてくれて本当に感謝しています。卒業式はクラスみんなで抱き合いながら号泣するくらい、すごく絆の強いクラスだったし、私にとっても本当に内容の濃い2年間でした。
窪田:私も大切な思い出がいっぱいですよ。修成での2年間は、今でも私を力強く支えてくれています。
明石:立派に成長してくれて、本当にうれしいです。今後やってみたい仕事はありますか?
窪田:例えば、集客イベントをやったり、写真スポットをつくったり、空間全体を手がけるような仕事をしてみたいと思っています。
明石:窪田さんが勤務されている近鉄造園土木さんなら「てんしば」も手がけていらっしゃるので、可能性は大きくひろがっていますね。
窪田:上司や先輩方も自由にやらせてくださるので、とても働きやすいですし毎日楽しいです。たまに暴走しても、止めていただけますしね(笑)。
明石:窪田さんは愛嬌も度胸も十分なので、自信を持って自分らしく突き進めば、きっと想像以上の未来が待っていると思います。これからがますます楽しみですね!
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営業から設計、伐採まで!
元気にマルチに活躍中!修成卒業後、近鉄造園土木株式会社の営業部に勤務。現在、キャリア5年目を迎え、営業マンとしてだけでなく、設計やデザイン、草木の伐採なども手がけるマルチプレイヤー。自他ともに認める愛されキャラ。
近鉄造園土木株式会社 勤務
2017年 ガーデンデザイン学科 卒業 窪田 彩音 さん -
自然や植物と向き合う
一期一会のものづくり。一般企業に勤めた後、ガーデニングを学ぶためにニュージーランドへ留学。帰国後、修成で学び、造園会社に就職。2005年より造園家として独立。造園の魅力とは、「自然や植物と向き合う一期一会のものづくり」と語る。
[担当科目]
ガーデンデザイン、園芸学、園芸実習、
庭園デッサン、PC演習、卒業制作 明石 祥子 先生