様々な教育活動・教育環境
1.基本方針
本学は、1910年(明治43年)の創立以来、「学生一人ひとりを見つめ、一人ひとりの将来を考える学校」という理念のもと、教育と真摯に向き合い、建設業界の各分野に多くの優秀な人材を輩出してきた。これからも、学生たちと共に新たな100年に向かって始動している。
「すべては、学生一人ひとりの未来のために」を本質とし、学生たち一人ひとりと向き合った教育を基本方針として、「人材育成」と「専門教育」の二つの面から教育を展開している。
人材育成とは、一人ひとりの個性を伸長し、自ら道を切り開いていく自立心の育成と一方で協働して問題を解決する協調心を育成することで、この両端の個性の共存は、優れた社会人・企業人としての根幹を成すものである。
また、専門教育とは、ものづくりの面白さを体得することである。自由で想像力溢れた建築物を創造する楽しさ、道路や都市インフラなど社会基盤施設を建設する誇り、生きた植物を素材として造園や都市の緑化を推進する喜び、それらを感じ取る基礎となるのが専門教育である。
2.重点目標
基本方針から以下の目標を立て技術者育成に取り組む。
社会性豊かな人間育成
-
クラス担任制
全学科においてクラス担任制度を実施している。「学生一人ひとりの未来のために」適切な方向への誘導を行っている。また、各学科内において、学生動向について常に情報の共有化を図っている。 -
特別講座
学科ごとに業界の方や卒業生を講師に迎え、業界の最新動向や将来必要となる事項をテーマに設定して、本科授業とは別に特別講座を開設している。 -
生活指導
全学年1年次に半期間の建設ビジネス学を開講し、社会人としての必要なビジネス知識、社会常識、マナー、スキル等を習得、更に国語力のアップも目指す。 また、ビジネス能力検定ジョブパス3級試験により、習得状況の確認をおこなっている。 -
富士教育訓練センター研修をはじめとした学外研修
土木工学科、建設エンジニア学科および住環境リノベーション学科1年生を対象に5泊6日の行程で宿泊を伴う施工実習を行い、共同作業等から連携意識やコミュニケーション能力を高めている。また、他学科は、インターンシップや企業実習を通じて技術と人間育成に努めている。 -
産学官連携
全学科において、民間企業や地方公共団体、更には各種協会との連携により商品開発や町おこし等のテーマのもと共同で、授業内やクラブ活動として取り組みを行っている。 -
コミュニケーション講座(留学生対象)
全学科1,2年留学生を対象に、日本語コミュニケーション能力向上のための講座を開設し、日本での就活に役立てている。
個性を伸ばすきめ細かな教育
-
学生行事の充実
-
Sゼミ(みんなでSDGsを考える日)
日時:6月20日(火)
主催:教職員実行委員+学生スタッフ -
修成祭
日時:11月3日(金)
主催:修成祭実行委員会 -
海外研修旅行
日時:8月23日(水)〜29日(火)
研修内容:イタリアを中心に建造物の探訪 -
国内研修旅行
日時:9月3日(日)〜5日(火)
研修内容:中国・四国地方の各庭園や自然公園の探訪
-
Sゼミ(みんなでSDGsを考える日)
-
GATUNクラブの充実
GATUNクラブとして、全学科の学生が交流し、専門知識の習得や地域住民への奉仕活動を行っている。
活動クラブは以下のとおりである。- Archi Lab.
- 土木研究会
- ガーデニングクラブ
- 建築サイエンス研究会
- コンペ部
-
修成設計塾
建築意匠系の設計事務所を志す学生を対象に、本校に在籍し設計事務所を主宰している教員が「設計力」強化のための教育を行っている。 -
学内設計競技会
学内施設や地域公共場所を設定し、リノベーションを中心とした設計競技会を実施。
設計と施工の両面について、プロから指導を受けながら実践教育を行っている。 -
修成教育研究所
資格対策について体系化を進める目的で、令和4年4月に設立。学科ごとにスタディマップと資格カレンダーを作成し、学生に取得すべき資格を設定し、カリキュラムにも反映している。更に、資格取得奨励金制度を設け学校も資格取得を積極的に奨励している。 -
卒業展2024
全学科卒業年次生が作成した卒業設計作品の中から、学外審査員により優秀な作品を選定し、表彰を行う。
日時:2024年2月末(予定)
場所:修成建設専門学校内教室 -
学内企業セミナー・建設業界合同企業説明会
-
学内企業セミナー
各学科において、ワークショップや放課後にクラス単位や学科ごとにセミナーを実施している。 -
未来を見据えた進路サポートを体系化
- 建設業界合同企業説明会を他校と共催
- ウィズコロナでの就職サポートを行う。
- アフターコロナの就職活動を考え、サポートできる対応を模索する。
-
学内企業セミナー
-
教育環境の充実
-
校舎、施設
- 全科1年生使用教室にPCとプロジェクターの設置および教室内机をPC対応仕様に変更。
- パソコン教室のPCとソフトの入替え
- 専科使用教室の改修
-
自己点検・評価委員会、学校関係者評価委員会、教育課程編成委員会
-
自己点検・評価委員会
- 自己評価委員会にて令和4年度自己評価報告書の作成
- 令和4年度保護者・卒業生対象意見交換会を12月に開催予定
-
学校関係者評価委員会
- 令和4年度学校関係者評価委員会報告書が、HPに公開された
- 令和5年度は、10月と翌年2月に委員会開催予定
-
教育課程編成委員会
- 令和5年度は、10月と翌年2月に委員会開催予定
- 各学科とも、業界が要求する人材育成のため、カリキュラムの内容について、検討を行う
-
自己点検・評価委員会
-
情報公開とその精査
内容や管理、更新などについて検討を行い、引き続き管理を行う。 -
生涯学習
令和4年4月に設立した「修成教育研究所」を中心に、在校生と卒業生に対する資格サポートを体系化した。-
受託事業
- 建築CAD検定
- 福祉住環境コーディネーター
- カラーコーディネーター
- ビジネス能力検定
- パース検定
- リビングスタイリスト資格試験
- 商業施設士
-
受験講習
- 二級建築士学科試験対策講習会
- 二級建築士製図試験対策講習会
- 1級・2級建築施工管理技術検定
二次検定試験対策講座 - 1級・2級土木施工管理技術検定
二次検定試験対策講座 - 宅地建物取引士資格試験対策講習会
- インテリア資格塾
-
受託事業
-
広報活動
出口がみえる広報を活動方針とする。すなわち、入口の広報活動に対して在学時の教育活動、そして出口である進路、学習成果といったものを具体的に示し、教職員一同が連携し、自信をもって広報活動を行なっていくことである。また、リカレント・リスキリングといった社会人の学び直しにも注力していきたい。
-
校舎、施設
実務型技術者の育成
-
インターンシップ
1年次の夏季休暇時から積極的に参加を促し、直接体験することにより職業観や技術について体得できるよう工夫している。また、コロナ禍のためWebを利用した見学会も含め70%であった。2023年もコロナの影響がゼロではないが、創意工夫して昨年以上を目指す。 -
企業連携による実習・演習
本校は文部科学省から「職業実践専門課程」の認定を受けており、教育課程編成委員会からの提案や助言を受け、専攻分野の特性に応じて実習・演習等の時間確保や内容について検討を行っている。成果に関しては、学校関係者評価委員会から高い評価をいただいている。 -
修友会との連携
本校のOB、OG会である修友会(会長:相賀 勝)との連携事業を推進し、誇りの持てる学校とする。事業の主なものは次のとおりである。- 令和5年度修友会フェスティバル(総会)を5月28日(日)に開催
- 修友会会報誌「修理固成2023」の発行と修友会ホームページの充実
-
親睦を兼ねたレクリエーションの実施
- ゴルフ大会:2023年8月29日(火)予定
場所:花屋敷ゴルフクラブひろのコース - ボウリング大会:2023年11月19日(日)予定
- ゴルフ大会:2023年8月29日(火)予定
-
会員交流会の実施
- 樟(くすのき)の会(50歳以上の男性会員):2023年9月19日(火)予定
- 皐月(さつき)の会(50歳未満の男性・女性会員):2023年10月21日(土)予定
-
教員資質向上
- 2023年度4月採用の教員(専任・嘱託・非常勤)対象に、定期的な研修会開催
- 大専各主催の新任教員研修会への参加予定
-
下記の団体に正会員もしくは賛助会員登録を行い研修会発表や研修会等に参加し、専門知識の向上に努め、講義に反映させている。
-
所属団体
- 全国工業専門学校協会
- 全国専門学校建築教育連絡協議会
- 全国専門学校土木教育研究会
- 一般社団法人 専門職高等教育質保証機構
- 一般社団法人日本建築協会 団体正会員
- 一般社団法人日本建築材料協会 全国正会員
- 大阪市企業人権推進協議会
- 公益社団法人 土木学会 正会員
- 公益社団法人 日本コンクリート工学会 正会員
- 公益社団法人 日本測量協会 正会員
- 大阪府インテリア設計士協会 正会員
- 大阪府職業能力開発協会
- 一般社団法人 日本ライティングコーディネート協会 正会員
- 一般社団法人日本優良ビルダー普及協会
-
賛助会員登録団体
- 公益社団法人 大阪府建築士会 賛助会員
- 一般社団法人 大阪府建築士事務所協会 賛助会員
- 公益社団法人 日本建築家協会近畿支部 法人協力会員
- 公益社団法人 日本建築家協会近畿支部大阪地域会 法人協力会員
- 一般社団法人 日本商環境デザイン協会 全国賛助会員
- 公益社団法人 日本建築積算協会 賛助会員
- 公益社団法人 兵庫県建築士会阪神支部 賛助会員
- 一般社団法人 日本パーステック協会 賛助会員
- 一般社団法人 日本建築まちづくり適正支援機構 賛助会員
- 近畿建築確認検査協会 賛助会員
-
所属団体
国際社会で活躍できる人材教育
-
グローバル教育
国内の日本語教育機関との連携などにより、優秀な留学生の入学者を積極的に受入れ、日本人学生との共同教育などグローバル化を図り、国際社会で活躍できる人材育成に努めている。 一般社団法人日本語教育振興協会主催「2021年日本語留学AWARDS」専門学校技能・技術系部門で3年連続受賞。
その他
学生管理
-
健康診断
日時:2年生/就活のため2023年2月9日(木)に実施済 1年生/2023年4月13日(木)、19日(水)
学生満足度の向上
前・後期の学期終了前に、受講している科目の授業アンケート調査を実施している。
また、アンケート結果をもとに内容の分析と改良等の指導等を検討する場を設けている。
-
避難訓練の実施
- 2023年5月23日(火)に地震避難訓練を実施
- 2023年11月に火災避難訓練を西淀川消防署立会いのもと実施予定
-
防災備蓄品
- 1緊急避難時に学生・教職員を対象にした食料等を本館(1号棟)6階に備蓄
- 西淀川区役所より、地域の避難指定場所に指定されているため、区役所より簡易トイレなど50人分を本館(1号棟)6階に備蓄
-
AED装置の設置
本館(1号棟)事務室内にAED装置を設置 -
非常時の学生連絡
休校などの判断は、学生便覧(修成建設専門学校学則施行細則関連規定第8条)による。必要に応じてHPにて周知を行う。
個人情報の保護
学生・保護者から提出された書類に記載された氏名、住所、電話番号、生年月日等の個人が特定・識別できる情報について、関連する法令を遵守し、その利用目的を明確にして厳重に管理している。また、個人情報は適正な手段により収集し、その利用目的の達成に必要な範囲を超えて取り扱わない。
個人情報は、原則として第三者には開示しないが、法令に基づく開示義務を負う場合や学生・保護者の生命・身体・財産その他の権利・利益を保護するために必要であると判断できる場合および緊急の必要があり、かつ個別の承諾を得ることができない場合には、例外的に個人情報を開示することがある。
入学手続時および在籍中に、本校所定の手続きにおいて収集している個人情報の利用目的は以下の通りである。
- 学籍管理、異動、学級編成、証明書作成等に関する業務遂行のため
- 教育活動における担任業務、成績処理、管理等を遂行するため
- 健康診断における健康管理、安全確保のため
- 教育活動において必要な書類の郵送、連絡等を遂行するため
- 学生の所属する学年、学級において教育上必要な連絡等を行うため
- 学生の所属するクラブ活動等において連絡を行うため
- 後援会総会、教育懇談会、講演会、同窓会に関する連絡を行うため
- 教科書教材購入及び学生総合保険に加入する連絡を行うため
- 就職活動に伴う履歴書等の書類