【土木工学科・建設エンジニア学科】 大林道路(株)大阪支店 大正アスファルト混合所見学!

2018.12.01

11/16(金)に土木工学科・建設エンジニア学科の1・2年生(総勢12名)で

大林道路(株)大阪支店の大正アスファルト混合所(大正区)へ見学に行ってきました(^O^)/

 

このアスファルト混合所では、道路を「アスファルト」で舗装する時に使用する「加熱アスファルト混合物」を作っています。

午前中は大林道路(株)の職員の方から、土木業界の話やアスファルト混合物(合材)・アスファルト混合所についての講義を聞きました。

さらには、今年9月に猛威を振るった台風21号の影響で損壊した関空連絡橋の復旧工事についてもお話しいただきました。

 

午後はいよいよ混合所内の見学です。

まず、アスファルト混合物の原料の一つである砕石(さいせき)が船で運ばれて来る場所です。

また、こちらの工場では工事で撤去されたアスファルトやコンクリートを粉々にし、骨材や再生加熱アスファルト混合物として再利用できるようにしています。
工場内で作られた加熱アスファルト混合物は、トラックで各現場に運ばれていきます。

 

工場見学の次は、施工とアスファルトに関する品質試験の体験です。

まず「敷均し(しきならし)」と「締固め(しめかため)」です。
温度は約160℃あるのでかなり熱いですが、冷めないうちに迅速に行います。均等に締め固める難しさを実感できました。

続いてアスファルト混合物の配合設計に用いる「マーシャル安定度試験」の供試体(きょうしたい)の作成手順を教えていただきました。
最初は職員の方に行っていただき、続いて学生が体験しました。温度管理に少し苦労しましたが、なんとか作成できました。

さらに「現場透水量試験(げんばとうすいりょうしけん)」も行いました。
15秒間で1,000ml以上の水が舗装に浸透するかを確認する試験です。

最後に、大林道路株式会社様の製品である『楽ファルト』という常温アスファルト合材の施工を見せていただきました。
この製品は水をかけることにより硬化する全天候型の常温アスファルト合材で、舗装に生じた穴(ポットホール)の補修を簡単に行うことができるため、緊急補修などに使用することができます。


さまざまな体験を終えたところで記念撮影★


道路舗装は土木の中でも中心的な作業です。その舗装の材料となるアスファルト混合物について、この見学でたくさん学習できました。

最後になりましたが、ご協力頂きました大林道路株式会社様に感謝申し上げます。
大変お世話になりました。