【土木研究会】大阪城コンクリートカヌー大会出場!!

皆様こんにちは!土木研究会です。

大阪城コンクリートカヌー競技大会に出場するために、力を合わせてカヌーを製作しました。

 

そして、いよいよ大会当日を迎えました!!!

待ちに待ったこの瞬間の様子をお伝えします!!

 

コンクリートカヌー製作の様子をまだご覧になっていない方は必見です!

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「大阪城コンクリートカヌー競技大会」の詳細はこちら↓↓

大阪城コンクリートカヌー競技大会のページ

 

大会当日の話の前に、実は会場がどのような場所かこっそり下見に行きました。

こちらが会場の大阪城東外堀です!

のどかですね~

周りは散歩・ジョギングをしている人や犬と遊んでいる人がちらほら・・・

まさに公園の風景です。

 

ここでカヌーの競漕をすると思うと、楽しみもありますが変な緊張感を持ちます。

 

さて、大会の様子をお伝えします!

大会は2日間に渡って開催されます。

 

【8/24(土)】

早朝、学校からトラックでカヌーを運び出し、会場に到着すると・・・

まさにカヌー大会会場へと早変わりしていました!!

堀には浮桟橋やレースのスタート位置を示すブイ、そして会場にはステージが建てられていました。

大阪城をバックにして明日競漕が行われます。天気も良好!わくわくしますね!!

 

会場にはエントリー番号順にカヌーを並べる場所があり、そこにカヌーを配置しました。

修成は「21番」。21艇の出場なので一番端っこです。

 

そこにはすでに他校のカヌーが並んでいました。速そうなもの、デザインが鮮やかなもの・・・。どれも強そうです。さすがカヌー熟練校といったところでしょうか。

テントを設営したら本日の流れをミーティング。そして開会式です。

1日目のメインイベントは「ポスターセッション」

A1サイズのポスターを使って、各校がカヌー製作の工夫などをプレゼンします。

そして、このポスターセッションは『製作の部』の審査対象となります

 

修成は最後の発表です。「トリ」です

配合や製作方法、塗装など、4月からさまざまな工夫を凝らして製作しました。専門学校の意地を見せて、熱意あるプレゼンを行いました!

ちなみに、このポスターセッションの間に一般の方も投票できる「デザイン投票」が行われていました。会場は結構人通りが多く、展示されたカヌーを見ながら散歩している方も見受けられました。

「デザイン投票」は『デザインの部』の審査対象です!黒と白のツートンカラーで決めた修成丸は一体どのように評価されるのか、結果が楽しみです。

 

ポスターセッションの後は、少し場所を移動して「講演会」を聞きました。

大阪城天守閣元館長の中村博司様より、大阪城の石垣の歴史についての講演です。

石垣を運び、そして積んでいく・・・。その技術は土木にも通ずるところだと思います。

大変勉強になりました。

これで1日目は終了です!

 

【8/25(日)】

2日目も天気は晴れ!絶好のカヌー日和となりました。

 

いよいよ『競漕の部』が行われます。当然、審査対象です!

メインイベントということもあり、競漕前から観客が集まっていました。

まず始めに、大会事務局の方より競漕についての注意を聞き・・・

競漕開始時間が早いカヌーを順次クレーンで堀に入れていきます。

 

ちなみに、クレーン作業や周辺の補助作業を行っているのは、我々が就職でもお世話になっているヤマト工業株式会社様です!

公園ということもあり旋回半径が小さいにもかかわらず、スムーズにカヌーを堀の中へ入れていきます。さすがプロですね!

 

さて、ここで競漕方法をお知らせします。

◯カヌーは2人乗りで、150mの直線コースを往復する(つまり300m漕ぐ!)

◯1レースに4~5艇が漕ぎ、タイムを競う。制限時間は10分。

◯予選は2回行われ、良い方のタイムが記録される。

◯予選上位10艇が準決勝に進み、準決勝の上位5艇が決勝に進む。

◯コースを逸脱し石垣に当たったり、沈没など競漕不可になったりしたら失格。

 

予選2回というのはありがたい・・・

また、今までのコンクリートカヌー大会よりも距離が長くなっているそうです。

この条件が良い方向に転ぶことを願いつつ、競漕の番が回ってくるのを待ちます。

 

さて、第1レースが始まります!記念すべき大阪城初レースです。

写真では伝えられなくてもどかしいのですが、なんと実況付きで、堀の周辺には競漕の様子を見ている一般の方々も多くいらっしゃいました!大盛況でございます!!

学生も自分たちの競漕に備えて、目に焼き付けます。

修成は予選の最終レースです。学生は緊張しているかと思いきや・・・

インタビュー受けてました!!

大会事務局のスタッフの方から、今回の大会への意気込みなどを聞かれました。

大会の雰囲気が盛り上がるとともに、学生もテンションMAXです!!

さて、いよいよ修成の出番が近づいてきました!

カヌーをクレーンのところまで運び、吊り上げるための準備をします。

カヌーを漕ぐ人はライフジャケットを着用し、指定されたビブスをつけます。

そしてクレーンで吊るされ・・・着水!!

まだ気が抜けません・・・。

何しろ学校で作った仮設プールでしか浮かせてませんので(笑)

実は修成丸より前に着水させた他校のカヌーの中には、着水後に水が入って競漕中止になってしまったところもありました。

バランスを崩さず、果たして乗れるのか・・・?

成功しました!!!

文字や建物の塗装も水によって隠れることなく、水面の上にきています。

これを想定して白と黒の境目を決めていたのです。狙いどおりです。

ところが、この1回目の予選で苦戦してしまいました・・・

初めての競漕ゆえに、なかなかまっすぐ漕げません。

ふらついてしまったり、回ってしまったり・・・

予選1回目のタイム:10分00秒

制限時間ジャストとなってしまいました・・・。でも、初完走です!

 

戻ってきてヘトヘトですが、気を取り直して作戦会議です。

先ほどの競漕である程度感覚をつかんだはず。

カヌーを漕ぐのに大事なのは2人の「あうんの呼吸」。漕ぐ人の前後をチェンジして、後の人が前の人に対して指示し、前の人がそれに答えながら息を合わせて進むこととしました。

 

予選2回目です!

作戦会議の成果が出たのか、1回目よりも安定した競漕を見せてくれました!

折り返し地点のブイも確実に回り、自然と笑みもこぼれます。

予選2回目のタイム:7分50秒!!

かなりタイムを縮めることができました!!

2人ともよく頑張りました!

 

それでもベテラン勢にはかなわず、残念ながら予選落ちです。

ちなみに、強豪校のタイムはおよそ3分前後!速い・・・

 

これで大会のすべてが終了です!

気になる結果は・・・?

 

<成績>

競漕の部 19位/21艇 製作の部 4位/21艇 デザインの部 7位/21艇

総合成績(競漕の部+製作の部) 8位/21艇

 

初出場にしては大健闘だったのではないでしょうか?

特に製作の工夫やプレゼンが認められたのは嬉しいことです!!

苦労して作った甲斐がありました。

デザインも比較的高評価だったようです!

 

4月から製作を行い始め、みんなで協力しながら、作業を進めてきました。

疲れも溜まり、辛いこともありましたが、大会の雰囲気や結果を思うと、達成感でいっぱいです。チームワークで何か一つの目標に向かってやり遂げるのは気持ちがいいものです。

とにかく、今年の土木研究会の夏は熱かった!!

 

土木研究会学生のみなさん、本当にお疲れ様でした。

最後になりましたが、初出場ということで右も左も分からない私たちを支えてくれた大阪府立西野田工科高等学校、大阪市立都島工業高等学校両校の教員・学生の方々をはじめ、主催である近畿高等学校土木教育研究会の皆様には大変お世話になりました。

皆様の協力無くしては味わえない感動でした。ありがとうございました。