【建設エンジニア学科】情報化施工の実習を行いました!

2020.01.18

11/29(金)に建設エンジニア学科2年の学生が、西尾レントオール株式会社様のご協力のもと、情報化施工の実習を行いました!!

情報化施工というのは、ICT(情報通信技術)によって電子化された、施工に必要な情報を活用し、効率よく精度の高い施工を実現するものです。

 

そして、この情報化施工を含む「i-Construction(アイ・コンストラクション)」と呼ばれる取り組みは、

土木の生産性を向上させるために国を挙げて普及推進されており、その高い現場技術力をもつスペシャリストの育成が必須となっています。

 

さて、実習の様子です。

まずは、情報化施工について事前に学習します。

そしていよいよ機械に乗り込みます!

今回は5種類の実習を行いました!!

 

①自動敷均し制御ができるブルドーザの実習

GNSS(人工衛星を用いて位置を求めるシステム)を利用して、ブルドーザに設置した受信機により位置およびブレードの高さを割り出し、

事前に入力した設計高となるようにブレードを自動制御しながら敷均しを行うことができます。

②バックホウによる3Dマシンガイダンスシステムの実習

こちらも、GNSSを利用したセンサーをブームに取り付け、バケットの刃先位置をモニターに示すことができます。

さらに、設計形状と比較も並行して行うため、傾斜のある掘削や法面整形など、複雑な施工のミスも軽減できます!

③高所作業車の実習

9.9mの高所作業車の操作方法と搭乗実習です。グングンと空に向かって伸びていきます!

④ボブキャット社製 コンパクトトラックローダー

左右のクローラの回転差で旋回操作を行い、「その場旋回」を可能にした優れもの。

作業効率が向上するだけでなく、さまざまなアタッチメントが存在するため、それを変更することにより多種多様な機能を発揮することができます。

⑤ミニバックホウによる掘削作業実習

ミニバックホウの操作はかなりスムーズに行うことができました!さすが2年生です。

ICTを搭載した重機を操作する機会は大変貴重です!みんな真剣に取り組んでいました。

 

さらに、今回はワンマン測量(1人で測量すること)ができる無線通信型の『データコレクター』という測量機器を紹介していただきました!

従来の測量は2名以上必要でしたが、この機種は測量データを保存するだけでなく、無線通信によりトータルステーションに指示を出し、

自動観測することができるのでワンマン測量が可能になります。また、人工衛星を用いた測量(GNSS)にも対応できるので、

下記写真左の受信機と併用することで測点の位置情報はもちろん、設計データとの差異もリアルタイムに確認できます。これも情報化施工の一つです!!!

すべての実習が終了したら、記念撮影です!

学校で学び、建設機械の運転資格を取得し、それによって現場で進められている情報化施工を体験できるというこのような授業は、学生にとって大変貴重な時間でした。

 

最後になりましたが、このたびの授業では西尾レントオール株式会社様に、

多大なご協力を賜りました。誠にありがとうございました。