これからの建設業界は、
2025年の大阪・関西万博に向け、
さらに盛り上がっていくだろう。
- 建築、土木、造園の仕事はもちろん、建設には様々な仕事があります。
みなさんが、それぞれの好きな分野で活躍されることを願っています。
- いまはまだ、『これをやるぞ!』と決めていませんが、
将来、建築の仕事に携わることが楽しみになってきました。
未来の自分を広げるために、いまはもっともっとの気持ちです。
西濱:なんだか時間があっという間に過ぎますね。みなさん今日このような座談会に参加されてどうでしたか?
あっ、それと、今日はどういう経緯でこの座談会に参加されたんですか?
小川:先生に、いろんな話が聞けるし、自分のことも話せるいい機会だけどどお? って訊かれました。
倉方:断りにくいよね!(笑)
小川:いえいえ。(笑)
建築の勉強にもなりますし、いまの自分のことも聞いていただきたいと思い、ぜひ参加させてください!と言いました。今後、自分がエントリーするコンペ等にも参考になるお話しが聞けましたし、自分が将来、建築の仕事に携わることが楽しみになってきました。
西濱:小林さんはいかがでした?
小林:最初話し始めた時は、「あっ、緊張しているな」と思ったんですけど、いつのまにかリラックスできていました。(笑)
私の話を聞いていただき、先生方のお話を伺っていると、いまの自分の考えがまちがっていなかったんだなと再確認できました。まだ何かを決定する必要はなくて、いろいろやっていればいいんだって。むしろそうすることが大事だよって。
そして、もっともっと自分の持ち物を増やして、未来にできるだけ多くの材料をもって自分を広げていきたいな、と改めて感じさせていただきました。
倉方:そう感じてくれたのなら、僕たちもとてもうれしいです。
西濱:西田さんはいかがですか?
西田:1970年の大阪万博の話等は、私にとって映像や本の中の出来事だったんですが、今日実際にお話が聞けてとても興味深かったです。また、建築といえば、つくることしか頭になかったのですが、その歴史を学ぶことの大切さも今日おしえていただきました。これからはただ街を歩くだけではなく、いろんな建物を見て、その歴史にまで興味がもてればと思いました。
倉方:すばらしいですね。ありがとう。
西濱:先ほども言ったように、僕が建築をめざしたのは高度成長期で国が栄えていった時代なんですね。だから新しい建物がどんどんと建っていった。万博の前といえばいまの大阪と近いんですが、昔とちがって今は建築が余ってる。そうすると建築に携わる者の役割も当然変わってきますよね。新しく建てることはもちろんですが、いまあるものをどう長持ちさせるか、どう保存していくか等の知識や技術が当然問われてくる。そのためには、勉強もしなければならないし、いろんなものを見たり、いろんな人と会っていろんな話を聞くべきだと思いますね。
倉方:今日は、建築、土木、造園、三つの異なる学科のみなさんが参加されていますが、建設には互いがなくてはならないものなんですよね。どの仕事が主役でどの仕事が脇役というものではありません。受け手は、建設されたものとして、すべてを受け止めるものです。建設というのは多くの人たちが携わり、一つのものをつくっていく仕事です。細かく見ていくと、いろんな仕事がある。ですから、これから建設の仕事をめざすみなさんには、いま中心じゃないなと思われている仕事にも目を向けていただきたい。次は、もしかしたらその仕事が中心になっているかもしれません…。
西濱:みなさん今日はありがとうございました。2025年の大阪・関西万博に向け、まだまだ建設業界は盛り上がっていくと思います。身体に気をつけてがんばってください!
倉方:インターンシップ等も含め、自分の『好き』をどんどん突き進めて、社会に飛び込んでいってほしいなと思います!
学生三人:ありがとうございました。がんばります!
PICK UP!
2025年
日本国際博覧会
「いのち輝く未来社会のデザイン」
画像提供:経済産業省
- 1970年の開催から55年ぶりに、再び大阪で開催される万博。テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。大阪湾の夢洲に世界中から英知が結集し、AIやVRをはじめ、最先端技術を駆使した未来の生活スタイルを発信する。